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代表者佐藤が9月30日開催の「住宅ファイル還元研修」の講師を務めました
2021-10-09
代表者佐藤が所属する公益社団法人福島県不動産鑑定士協会では、去る令和3年9月30日に、住宅ファイル制度委員会の成果還元研修を行いました。代表者佐藤は、この研修会において、住宅ファイル制度委員会の一員として講師の一人を務めました。
 
「住宅ファイル」とは、既存住宅流通市場の活性化を実現するために「既存住宅の維持向上・評価・流通・金融等の一体化パッケージ」として考案されたもので、公益社団法人福島県不動産鑑定士協会は、「NPO法人こおりやま空家バンク」及び「郡山市建築行政協力会」に所属する不動産業・建設業・金融機関等の方々とともに「NPO法人こおりやま既存住宅流通促進協議会」を結成し、平成30年度~令和2年度にかけて、国土交通省の「住宅ストック維持・向上促進事業」に参画し、『品質の可視化が図られた既存住宅を流通させる仕組み』として「こおりやま住宅ファイル」の開発を行いました。
また、そのなかの「評価」については、公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会が戸建住宅の精緻な評価システムとして開発した「JAREA-HAS2015」を活用することとし、JAREA-HASを用いて戸建住宅の価格査定に取組み、当該システムの特徴や有効性等について理解を深めました。

本研修は、その成果を、公益社団法人福島県不動産鑑定士協会に所属する不動産鑑定士及び広く他都道府県の不動産鑑定士に還元する目的で行われました。
コロナ禍を考慮し、Zoomの大規模ミーティングを活用しての研修になりましたが、webであるがゆえに、全国の不動産鑑定士に成果を還元することができたともいえます。
定員100名に対し、参加者募集後わずか2日で定員の倍近い申し込みがあったため、急遽申し込みを締め切りました。
研修は、全国38都道府県の約190名の不動産鑑定士の参加を得て、3時間にわたり実施しました。準備に多くの時間が割かれ、大変な思いをしましたが、私たちの現時点における到達点を私たち自身が確認することができましたし、研修後のアンケートでは「有益な研修だった」との多くのコメントを頂戴し、安堵しました。中には、これまでの苦労がすべて報われるような泣けてくるコメントを寄せてくださった方もいらっしゃいました。
 
今回の「住宅ファイル」の取組みは、不動産鑑定士の既存の業務から一歩踏み出すものですが、社会に定着させるにはまだまだ課題が山積しています。
研修後のアンケートからは、今後の「住宅ファイル」の展開について多くのヒントを見出すことができますので、これからも諦めずにがんばっていきたいと思っています。
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