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つれづれ日記

夢を追うことについて

2022-03-07
カテゴリ:エッセイ
今の学生さんは、昔よりもきちんと学業に励むようです。社会が即戦力を求めていることもあって、学生のうちに、就職後のキャリア形成に寄与するような分野の習得に力を入れる傾向もあるようです。

自分のことを振り返ると、今の学生さんより随分いい加減に学生時代を過ごしたものだと思います。社会人になってからのことは全く考えていなかったといってもいいくらいです。ただ、「そのときにやりたいことをやってきた」ということは言えます。大学時代は、学業よりも学友会陸上部(一般には体育会というらしいですが、母校では学友会といっていました)に所属して100mをいかに速く走るかに精を出しました。そのときの夢は、将来に有利になる勉強に励むことよりも、100mを自分が走ったことのない速さで走って未体験の感覚を得たいというものでした。

今は、私たちの学生時代と違うので何とも言えないのですが、今の学生さんが、もし自分はあまり気乗りがしないのだが将来のことがあるので渋々真面目になっているのであれば、少し可哀そうな気がします。
やはり、人間にとっては、「そのときにやりたいことをやる」「そのときの夢を純粋に追う」ことが一番良いのではないかと思います。

私の場合は、そんなわけで、大学は平凡な成績で卒業しましたが、100mの夢を追っていたときの快感は忘れることがなく、今の仕事も直感的に「これ、自分に向いている」「これ、やりたい」と思って飛び込みました。最初の就職先(大林組)を3年で退職し、退職にあたり会社の先輩や同期たちからは慎重に考えた方が良いとアドバイスをもらいましたが、意に介しませんでした(大林組を戦力になる前に退職してしまったことについては申し訳なく思っていますが、先輩や同期たちもだいたい定年を迎えているので、そろそろ許してもらえるでしょう)。

そのようなわけで、何年やっても今の仕事に全く飽きることがなく、「こんなふうにしたらもっとましな仕事ができるはずだ」「もっと新しい仕事も開拓できるはずだ」と夢を追い続けています。その意味では自分は幸せ者だと思っています。

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