かんてい日記
依頼者が感動! 私も感動!(嬉しかった話)
2024-12-30
カテゴリ:不動産評価(専門)
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先日、とても価格形成要因が複雑な鑑定評価書を苦労して仕上げ、顧客に納品に出向いた。
説明を終え帰ろうとしたら、担当者の方が部屋の外の階段まで送って下さった。
そして、別れ際に、「説明していただいた先生の考え方や整理の仕方に、全く”なるほど!“と思い”すごく感動しました!”」とおっしゃった。
鑑定評価書は芸術作品ではなく、実務的な書類なので、今まで「感動しました」とまで言われたことは勿論無く、自分でも驚いてしまったが、
ご担当者は、「どのように考えればよいか悩んでいたが、この鑑定の考え方で自信をもって前に進められると思います」と補足された。
確かにこの案件は、私としても最初は整理がつかなかったが、苦労しながら力を尽くして、調査、分析、考え方の整理を行い、ようやく鑑定評価書をまとめたものだった。
そして、この納品のときに、考え方のエッセンスを1枚のペーパーにしたため鑑定評価書とともに手渡したところだった。
担当者の方の言葉を聞いて、私も”感動”し、専門家冥利に尽きるとはこのことだと泣きたくなってしまった。
なにがしかでも人の役に立てることは嬉しいし、今後の励みにもなる。
ずいぶん昔の修業時代に先輩の不動産鑑定士から「俺らは考えることでお金をもらっているんだ」と言われたことがある。
これからも自分が納得がいくまで考え抜いて鑑定評価書を作成していきたい。